2021.12.01
今回は、ヒトにおける必須微量元素の1つである亜鉛についてお話です。
亜鉛は300種以上もの酵素(特に、新しい細胞がつくられる際のDNAの複製や、蛋白質の合成に関与する酵素)
に不可欠で、体の様々な機能を正常に保つ大切な役割をしていますので亜鉛が不足すると様々な症状が発現します。
亜鉛の食事摂取推奨量は、1日当たり男性10mg、女性で8mgと言われていますが、
厚生労働省の調査によると現在は不足気味のようです。
亜鉛は同時に摂取する食品によって吸収率が変わります。
例えば、ビタミンCが豊富な柑橘類と一緒に食べると吸収率がよくなります。
逆に、穀類や豆類に多く含まれるフィチン酸、ほうれん草などに多いシュウ酸、
加工食品に使われる添加物のリン酸塩やポリリン酸は亜鉛の吸収を妨げてしまいます。
牡蛎にレモンを絞った食べ方は最高の組み合わせですね。
企画運営 武井